【開催のお知らせ】読書会1:ジョルジオ・アガンベン『例外状態』(アートプロジェクトCOBRA : Critical Responses の説明も兼ねて)

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COBRA (Cabinet Office Briefing Room) は、国内及び国外の緊急事態発生時に英国政府臨時集会が催される部屋を指します。主に首相が主席となり、事態の内容によって様々な専門家等を内閣府に招集し対策を見出します。近年では、2010年のエイヤフィヤトラヨークトルの噴火、2011年のロンドン暴動、2012年ロンドンオリンピックの際に行われました。

これに対し、COBRA: Critical Response (http://cobra-res.info/)は、2013年1月16日にアルジェリアのイナメナス付近の天然ガスプラントで起きた人質事件を機にアーティストTheo Priceによってロンドンで立ち上げられたアートプロジェクトです。COBRAで行われる臨時集会に美学的に反応して制作を行うことを目的とします。想定不可能な事態を想定したCOBRA。その存在は常に可能性に満ちていながら不可視。それが故に、緊急事態にCOBRAが生みだす対策というものが正当化されてしまう。

COBRA: Critical Responseは、緊急事態という舞台における政治の臨時的決断に対して様々な視点から疑問を投げかけます。現在までに、1月のアルジェリア人質事件と、5月に起きたロンドン兵士殺害テロの際に行われた臨時集会に対して、集会から9日以内という短い期日でアーティストが制作を行い、その成果を展覧会と出版にて発表を行いました。

COBRA: Critical Responseは今後の5年間に渡って、臨時集会が行われる度に制作と発表を行う予定です。これに対し、Wonderland は 日本という地理的/歴史的/政治的ロケーションを利用し、 COBRAによって構成される緊急事態のスペクタクルにいかに自治的空間を組み込み、そしてオーディエンスへのコミュニケーションをはかるかを検討します。

次回の COBRAが開催されるのが今日になるのか、1年後になるのかはわかりませんが、まずはCOBRA: Critical Responseについてインフォーマルな説明会を兼ねた読書会を開きます。読書会は、実践という「行動」への移動を意識して行われます。理論がCOBRAの問題点を位置づけるだけでなく、それによって浮かび上がるトポロジーに対してアートがどのように交錯できるかを考えるための道具です。

下記の通り第一回目の読書会を行いますので、関心のある方はぜひお越し下さい。

日時:1月11日(土)14:00

場所:東京都荒川区町屋の予定(参加人数によっては都内で調整します)

読書タイトル:ジョルジオ・アガンベン『例外状態』
第一章 統治のパラダイムとしての例外状態
・日本語訳版のPDFをメールでお送りします

課題:アガンベンの「例外状態」を通してCOBRAを解析し、アートがどのように例外状態において自治的空間を作り上げる事ができるのか。

●参加をご希望の方は、wow.wow.wow@outlook.com までご連絡ください。

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